ノンホー! どうもこんにちは、きにゃです。
ITサービスマネージャ試験(SM)受けるんだけど
なるべく失敗したくない!
こんな悩みを解決します。
ITサービスマネージャ試験は、毎年秋季に行われる情報処理技術者試験の一つです。
ITサービスマネージャ試験に不合格となった原因を解説します。
本記事を反面教師として参考にすると、ITサービスマネージャ試験の合格率が上がります。
ITサービスマネージャ試験とは
ITサービスマネージャ試験は、情報システムの安定的な運用全般にかかわる知識と経験を幅広く問う試験です。
ITサービスマネージャとは
ITサービスマネージャ試験の対象者像(=ITサービスマネージャ)として
IPAのホームページでは以下のように記載されています。
高度IT人材として確立した専門分野をもち、情報システム全体について、安定稼働を確保し、障害発生時においては被害の最小化を図るとともに、継続的な改善、品質管理など、安全性と信頼性の高いサービスの提供を行う者
IPA ITサービスマネージャ試験(SM) 対象者像より
ITサービスマネージャ試験の概要
ITサービスマネージャ試験の内容は以下のようになっています。
午前試験Ⅰ | 午前試験Ⅱ | 午後試験Ⅰ | 午後試験Ⅱ | |
試験時間 | 9:30~10:20 (50分) | 10:50~11:30 (40分) | 12:30~14:00 (90分) | 14:30~16:30 (120分) |
出題形式 | 多肢選択式 (四肢択一) | 多肢選択式 (四肢択一) | 記述式 | 論述式 |
出題数 | 30問※全問必須 | 25問※全問必須 | 3問中2問回答 | 2問中1問回答 |
合格基準 | 満点の60%以上 | 満点の60%以上 | 満点の60%以上 | ランクA |
特別な受験資格は必要ありませんが
試験時間が朝9:30~夕方16:30までになっていて、試験会場までの移動時間も考えると
基本的に日曜日が一日潰れてしまう非常に長丁場の試験になっています。
なので、試験前日は十分な睡眠と休養を取ることがとても大切です!
ITサービスマネージャ試験の難易度
午後試験Ⅱが論述式になっているので
以下の論述式試験の無い高度試験に比べて難易度は高いと言えます。
- エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)
- データベーススペシャリスト(DB)
- ネットワークスペシャリスト(NW)
- 情報処理技術者安全確保支援士(SC)
なので、論述式問題の対策は必須です!
ITサービスマネージャ試験の合格率
これまでの過去5年間の合格率は次のようになっています。
実施年(西暦) | 合格率 |
平成31年(2019) | 14.7% |
平成30年(2018) | 14.3% |
平成29年(2017) | 13.6% |
平成28年(2016) | 14.1% |
平成27年(2015) | 13.2% |
近年の合格率は、13%~14%台となっています。
合格率としては、かなり低いと言えます。
試験途中で諦めて帰ってしまう人が毎年一定数居ます。
最後まで諦めずに問題を解くことは重要です。
なぜなら、万が一落ちたとしても、次回の試験につながるからです。
ITサービスマネージャ試験の勉強方法
私のITサービスマネージャ試験の勉強方法について解説します。
勉強時間はトータルで20時間くらいですので、圧倒的に勉強不足です(;´Д`)
ITサービスマネージャ試験の午前1は免除でした。
午前2と午後1は通過したので、その勉強方法を記します。
ここは参考にしてもらって大丈夫です。
午後2は、敗因を述べますので
同じ轍を踏まないよう反面教師としてください(;´・ω・)
ITサービスマネージャ 午前1
2019年4月の春季試験で応用情報技術者試験に合格していたので免除でした。
午前1試験は出題範囲が広く覚えることも多いので出来れば他の試験に合格して免除状態にすることをお勧めします。
なぜなら、免除されることで1時間以上朝の試験開始時間に余裕を持つことが出来るからです。
長丁場となり体力も必要な論述式試験においては重要なポイントです。
ITサービスマネージャ 午前2
午前2試験は、Webサイトを活用して過去問対策を行いました。
過去問WEB問題集 情報処理技術者試験 合格への道というサイトの
ITサービスマネージャ 過去問 を利用させて頂きました。
大体、過去5年分くらいやれば
同じような問題が出題されてくるようになるので
80点以上の点数が採れるようになれば午前2の対策は完了と考えて先に進みました。
ITサービスマネージャ 午後1
午後1試験は、記述式です。
いつもの翔泳社の情報処理教科書シリーズの
「うかる! ITサービスマネージャ」を使って勉強しました。
過去問をベースに回答とポイントの解説および演習があります。
結構なページ数ですが、午後1対策は、この参考書を読めば大丈夫でした。
ITサービスマネージャ 午後2
午後2試験は、論述式です。はい、ここで失敗したので、しっかり反面教師にしてくださいね。
そもそも試験勉強を始めたのが受験票が届いてからという体たらくっぷりだったので
論述(=論文)練習まで手が回らず、参考書を流し読みするだけに留まってしまいました。
しかも、参考書の流し読みすら十分な時間が確保できず
試験前日に徹夜で参考書を読むという、最もやってはいけないことをやってしまいました(;´Д`)
参考書は、午後1試験と同じく「うかる! ITサービスマネージャ」ですが
もう一冊、他の高度試験でも利用している情報処理教科書「高度試験 午後2論述」も併用しています。
情報処理教科書 「高度試験 午後2論述」は
プロジェクトの各フェーズ毎のITサービスマネージャの役割や
プロジェクトマネージャ、システムアーキテクト等との
インターフェイスが分かるのでオススメです。
ITサービスマネージャ試験の論文対策について
ITサービスマネージャ試験の論文は、体力が必要です。
前日は、十分な睡眠と休養をとるようにしてください。
徹夜などは、もってのほかです。
その他のポイントについてもお伝えします。
手書きで文字を書く練習が必須
まぁ、これは情報処理の試験なのに、何故今の今まで手書きなんだろうと
毎度思うところではありますが、まぁ受験者としては対応するしかありません。
ITサービスマネージャ試験を含む
以下の高度試験の論述問題は全部手書きで回答しなければなりません。
- システムアーキテクト(SA)
- プロジェクトマネージャ(PM)
- システム監査技術者(AU)
- ITストラテジスト(ST)
2時間で、およそ2200文字以上を書き上げる必要があります。実際は
- 設問の選択
- 論文の答案用紙の冒頭にある「あなたが担当したITサービスマネジメントの概要」の記入
- 論文構成・骨子の作成など
も時間内に行わなければいけないので
実質100分(1時間40分)くらいで2200文字以上を書かなければなりません。
普段、PCでの文字入力には慣れていても
手書きでの文書作成には慣れてないのではないでしょうか?
そのため、結構簡単な漢字でも書き方が思い出せずに
おもわず時間を消費してしまうことがあります。
- 弊社
- 登録
- 技術
- 顧客
このような漢字の書き方が思い出せなかったことがあります。
必ず一度は手書きで論文を書いておきましょう。
ITサービスマネージャの役割の理解が必須
私が選択したのは、問2「重大なインシデント発生時のコミュニケーションについて」
今回の試験では、最後まで書ききったものの
「インシデント発生時」ということに重きを置いてしまって
情報セキュリティマネジメントや、情報処理安全確保支援士よりの立場での
論述内容になってしまったことがB判定の一因であったと分析しています。
まぁこれも勉強不足によるITサービスマネージャの役割の理解不足ということです。
もう一度ITサービスマネージャの役割をしっかりと理解したうえで
ITサービスマネージャなら
こういう場合どう立ち回るというところを押さえて次回に挑みたいと思います。
まとめ
ITサービスマネージャ試験の特に午後2のポイントを踏まえたまとめは以下のとおりです。
- 試験は長丁場なので、前日に睡眠と休養をたっぷりとる
- 論文の手書き練習を必ず一回はやる
- ITサービスマネージャの役割(立場)をしっかり理解しておく
しっかりと備えて、試験合格を目指しましょう。
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